リハビリテーションセンター
理学療法(PT) 作業療法(OT) 言語聴覚療法(ST)
              リハビリテーションセンターの沿革

  2000年6月に理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の入職を契機に名称をリハビリテーション科と変更、その後2002年10月に病院横に増築した新棟にリハビリテーション・通所リハビリテーション「コラソン」・太平洋居宅支援事業所・太平洋ヘルプサービス事業所(現在休止中)・訪問リハビリなど地域の総合的なリハビリテーションを推進するリハビリテーションセンターをオープン致しました。

【1】リハビリテ−ション部門(370.1u)
理学療法士8名 作業療法士4名 言語聴覚士4名
柔道整復師1名 マッサ−ジ師1名 助手1名
【2】通所リハビリ「コラソン」(555.2u)
看護師2名 介護福祉士8名 
専属運転手1名
【3】太平洋居宅介護支援事業所
介護支援専門員3名
事務職員1名
【4】訪問リハビリ
理学療法士  言語聴覚士
【5】太平洋ヘルプサービス事業所
休止中
センター長 医師 卯坂 道博
理学療法
  当院の理学療法利用者は高齢者のうえ、長期臥床や発症からの時間経過も長く、
関節の拘縮や変形、寝返り・起き上がりなどの基本的動作が困難な方も少なくありま
せん。
 その為、車椅子から容易に移乗できるようよう40cmの高さに畳やマットを20数枚敷
き、関節可動域運動、基本動作の練習などを行っています。また、室内中央の柱を利
用して四面に鏡を設置し姿勢の保持やバランスなどの訓練も行っております。



  この他、呼吸器や心肺機能に障害を持っている患者さんや高齢者も多いため室内中央に酸素パイピングが設置されており、呼吸リハビリテーションや排痰の困難な患者さんの吸引も可能になっております。

*訪問リハビリの実施
 地域は病院から比較的近い地域に限定していますが、病院や施設を退院され在宅で引続き機能訓練(歩行、座位バランス等)や、日常生活動作(入浴、排泄、整容動作の指導等)が必要な介護保険の被保険者に対し、訪問によるリハビリテーションサービスを理学療法士が行っております。利用は月曜日から木曜日の午後に実施しております。
作業療法
 作業療法を行っている入院の患者様の多くは、脳血管障害に痴呆症状を併せ持つ
病状です。場所や季節等が理解できない患者様も多く、病棟の看護助手や、介護福
祉士の助けをかり、作業療法室にきています。
 高齢のため意欲の低下はありますが、QOLを向上し、よりよい生活が送られる事を
目標に治療を行っています。
 作業療法室では、日常生活動作の能力を検査し、座位での作業の耐久性や上肢の
動きを評価し、治療課題を設定します。そして段階付けを行いながら個別での治療を
行っています。
 物を作ることの喜びや楽しい時間の共有を通し、生きがいの再発見も行っています。


  集団での対人交流は、意欲を引き出すこと
や、周りの環境を意識する事につながります。
  作業療法士がリードしながら体操やレクリエ
ーションを個別治療以外の時間で行っています
が、意欲の低下があり、隣に座る人をまったく
意識しないことも多く見られます。
 しかし、集団の活動を通し他人の様子を見な
がら自分の役割を発見する、他人のことが気
になる、他人へちょっとした手伝いができるな
ど、個々に変化の大きい集団活動となってき
ています。

 週に1度、作業療法士が老人病棟の中で治療を行っています。病棟では「できる生
活動作」を中心に治療を行っています。月2回の病棟カンファレンスも行い、ベッドの
高さや向き、介助の方法なども病棟スタッフと検討しながら行っています。
 病棟スタッフが「できる生活動作」を援助し、「している生活動作」をふやすことで、ス
タッフの介助量の軽減、患者様の日常生活動作能力、特に車椅子への移乗や排泄
動作などが改善されてきています。

言語聴覚療法
 「ことば」や「きこえ」の障害は様々な原因で、どなたにも起こる可能性があります。
 脳卒中や脳腫瘍、外傷などで脳に損傷を受けると色々な言語障害が出現します。
なかでも、構音障害と失語症は出現する頻度が最も高い障害です。
 構音障害は声帯や口唇、舌など発声や発音を司る器官の運動障害です。これに
対して、失語症は脳に蓄えられた言語を運用する能力の障害によって生じます。
 その障害は話しことばだけにとどまらず、必ず、聴くことや読むこと、書くこと、そし
て計算することにまで及びます。失語症は構音障害と異なり、話しことばの代償手
段として、ワープロや五十音表、筆談を用いることは、多くの場合困難な状況です。
 当院では、平成12年6月に言語聴覚療法室を開設し、これらの障害に加えて、
難聴や長期臥床の結果、コミュニケーション活動全体が停滞した患者様も言語聴
覚療法の対象とし、幅広く患者様のニーズに対応しております。
 現在、言語聴覚士は3名で個別療法室を3室、かつ集団療法室を1室有し、言語
聴覚療法(T)の施設基準を満たしております。


言語聴覚療法室 施設基準(1) 言語聴覚療法室(集団療法室)
失語症患者様に対する言語療法 麻痺性構音障害患者様に対する言語療法